大阪の着物屋さん

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腰巻によれば、「萩尾望都待望SF新作」だそうだ。
確かに、歴史に縛られた「王妃マルゴ」では、発想の跳躍ができないというストレスもあるだろう。
しかし、功成り名を遂げ、腱鞘炎にも苦しむ萩尾望都が、
ここへ来て二つ目の連載を始めるとは思わなかった。

2033年3月21日、強烈なデリンジャー現象が起こり、
テレビも映らず、飛行機も電車も止まってしまった翌朝、
世界から18歳以上の大人が消えた。

3月31日、混乱する子どもたちをなんとかまとめようとする高校生の一紀のもとに、
空中から赤ん坊が出てくるという情報が病院から入ってくる。
そして、18歳の誕生日を迎えると、この世界から消えてしまうらしいことも。

4月1日、18歳を迎えた一紀は、子どもたちが突然消えた社会にいた。
大人たちは、自分たちが暮らす社会を「HOME」と呼び、
一紀が昨日までいた子どもたちだけの社会を「AWAY」と呼んでいた。

巻末に「謝辞」があり、
本作が小松左京の短編「お召し」を原案にしていることを明言している。
「お召し」では、残されるのが12歳以下で「なす術が無くなる、とても怖い話」だったが、
「AWAY」は、もう少し年齢を引き上げることで、
「少しは赤ん坊の世話もできるし、地域社会を維持したりできるかもしれない」というあたりを、
萩尾望都は意図しているらしい。

つまり、アイデアは「お召し」であったかもしれないが、
テーマは、子どもたちがどのようにして地域社会を維持していくのかにあるようだ。

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